私が恋をしたのは小説家でした

そして2日目の夜である

私が止まる女宿、では

この話をしなければいけないだろうと言わんばかりに

恋愛というものに語り出した

本当に毛ほども恋愛というものに興味を

示してこなかった私であるから

この女達と会話が弾むようなことは

決して口からこぼれることはない

それなのに、この女たちは

滝が零れ落ちるように

恋愛というものの語が

流れ出てくるのであった

これはこれはそんな風に驚きながら

少しだけ耳も片寄ながら

この女たちとも話は出来るようにしようかと考え

知ってもいないことを口にしていた

はぁ、何が楽しいのであろう