「真保!!」


「咲…」



そうだ



私にはまだ



過去の皆がいる




「あれ何なの!?」



「機械よ。本来の姿。」



黒い強い風も、追いついたように押し寄せてくる




「どうやったら倒せるの!?」



倒す…


簡単になんていかないけど、これしかない




「あの頭の羽よ


あれを抜くの。でもそう簡単には抜けないわ



気をつけてね



力は凄いし、特に髪の毛や手の生き物に注意して!」



「分かった!皆に伝えてくる!」



「それと!」



「ん?」




「あの機械を簡単に倒せる方法があるの」



「何?」



「誰かを思いやる『愛』よ



ありきたりだけど、彼女たちは愛なんて知らない



だから。忘れないで…」





「分かった」



真剣な眼差しで咲は皆に伝えに行ってくれた