「はぁぁぁぁ…寝足りないないな…」



と朝からブツブツとひとりごとをつぶやく
私、京本季菜(キョウモトキナ)17歳でございます。

私はいたって普通の阿久沢高校の2年の女子高生。



「お前朝からどんなあくびしてんだよ
口でけぇーーー」



勝手に人の部屋へ侵入してるこの男。
幼なじみの橋岡陸希斗(ハシオカリキト)。私は小さい頃からりっくんとよんでるけど、周りははっしーとかりくとくんが多い




りっくんとは生まれた時から一緒で
家も隣で保育園、 小学校、中学校同じ。

どうしてか高校も同じで…



腐れ縁ってやつかな?…




「とっとと準備しろよきな粉さん」



あははとバカ笑いする陸希。


前はあんなに可愛かったのに

いつしかこんな俺様みたいになってた


保育園のときなんか女の子に間違われてよく泣いてたのにな。。



「うるさいよ!わりばし!」


「ア゙?」


…怖い顔されると何も言えない。





いっつも朝はこんなことして言い合いするのが日課みたいなもの。




周りには夫婦だとかカップルだとか言われるけど、




りっくんはあーみえても学校一を争うくらいのイケメン…らしい




だから女の子にひがまれたり、怒られたりするからとても怖い。。というのが私の本音


でも恋愛感情抱いたことないから
好きとかの感情が分からない。


りっくんのことすきなんでしょ!とか

私にはさっぱり…




初恋はいつでしょうか。神様教えてください。。