君との日常



「ほんとに覚えてませんか?俺のこと」

覚えてるもなにも…


「これでも?」

そう言って真堂くんは時計と、
押し花にしてある四つ葉のクローバーを見せてくれた

「こ、れって!?」

あの男の子の時計と私があげたクローバー…

「あ、思い出しました?」

「も、もしかして…真堂くんってあの!?」

「はぁ…やっと思い出してくれた
俺、センパイがいるからこの高校入学してきたのに」



そ、そんなにですか…

ってことは…

「ずっと前からってこの事だったの?」

「そうですよ、なのに全然気づかないし」


うぅ…
言われてみれば真堂くんとあの男の子どことなく雰囲気とか似てるな…

っていったって身長だって伸びてるし
顔も大人っぽくなってるから…気づかなかった