彼は、笑顔で私に言ってきた。



そして私はまた、歩きだそうとした時肩を掴まれた。



振り返ってみるとさっきのぶつかった人だった。



「ねぇ君、どうしてそんなにボロボロなの?家は?もう今日は、こんなに暗いのに女の子一人で歩いていたら、危ないよ?」



「私に、家なんてありません。」



「えっ!?じゃあ、家族の人は?」