「……ありがと。ま、でも、九州って言っても日本だしな」 そう笑う隼くんから、そんなに遠くないよって言われてる気がした。 「隼くん、わたしね…………」 そこまで言葉が出て、口を閉じた。 「ん?」 「ううん、何でもない。さー帰ろうか? 隼くん、バイトでしょ?」 わたしは立ち上がって、お尻の芝をパンパンと払う。