二回目の初恋~初恋の彼を思い出したら

通坂くんの方を見ようとして、反対側を向く。

ーチュッ

待っていたのは、通坂くんの唇だった。

キス、しちゃった…///

しかも初めて。


硬直状態の私に、通坂くんはポツリと話始めた。

「俺、今の、初めてじゃないんだ。」

ーえっ!

仕事でしたとか?実は前に可愛い彼女がいて、その子としたとか?

そんな不安を打ち消すように、通坂くんは私の目を見つめてきた。

「覚えてないの?

俺たちの、ファーストキス。」