二回目の初恋~初恋の彼を思い出したら

いつも通り通坂くんの帰りを待っていた。

―ギュッ

何か温かいものに包まれて

「ハッ!」

気がつくと、通坂くんの腕の中だった。

「私、寝ちゃってた?!」

真っ赤になりながら言う。

「うん。起こしちゃってごめんね。」

通坂くんが私の肩に頭をのせてくる。

時計を見ると、もう日付が変わっていた。