「おいやめろ鬼塚。相手は仮にも女だぞ。」 翔チャンが止めに入る。 …仮? 「仮ってなんだょ!なめとんのか!!」 うちもキレた。 「わ、悪いって。」 翔チャンは慌てる。 教師も可哀相に…。皆が思ったコトだろう。うん。 「翔チャン、うち帰る。」 もう疲れた。寝たい。 「はっ。逃げんの?」 鬼塚が笑った。 うちも笑い返す。 「はっ。バカぢゃねぇの?お前みたいな悩無し喧嘩する体力がもったいない。うちは忙しいの。」