秘密の姫

私は今日も族の溜まり場
ある雑居ビルに入る。


「姫!こんにちわ!
今日のメシはなんすか!?」


そう、私が正体を隠している事はさっき言ったが姫として皆には顔が知られている。


このビルには個室も付いていて
家に帰れない奴が寝泊まりして
私はご飯を作る担当でもある。


「んー、今日はカレーかな?」

「やった!
姫のカレーチョーうまいんですよ!」


「カレーだけじゃねーよ!
俺姫の作るメシならいくらでも食える!」



「ありがと!
でも、そんな事言っても何も出ないよ!」


そういいながら私は幹部しか入れない
部屋へと足を進めた。