でも、出かけるにはまだ早すぎる。



ってことで、ちゃんと着替えて
家の周りを散策してみることにする。



まだ、スーパーとか、コンビニとか
どこにあるのかもよくわかってないし。



「行ってきまーす。」



何気なく言ったけどもう返事が返ってくることもないのか。

ちょっと寂しい、かな?




マンションを降りると大家さんがいた。
お掃除中?



「おはようございます。」


声をかけると、驚いたようにこっちをみる。


「あ、おはようございます。
 お早いんですね?」




確かに。


時間はまだ7時だった。
仕事ならこのくらいの時間もあり得るけど
休みの人間が出るには早い時間。



「あ、はい。
 来たばっかりだし、ちょっとその辺を
 歩いてみて周ってみようかと思いまして。」




そういうと大家さんは

「あらそう~
 気を付けて。」


と言いながら、中に入っていった。