ずっと、今日一日、矢幡と話したかったのに。 なんで、こう…上手くいかねーんだよ。 ソファに仰向けになり、適当に本を手に取り、適当なページを開いて目を閉じ、顔に乗せる。 今日はダメな日。 ライバルが現れた途端、これかよ。 恋愛なんて柄でもねーのに。 でも、初めて人を好きになったんだよ。 この気持ちはどうしようもできなくて… 止められなくて…。