なんで、俺なんかのために… 「保健室、行った方がいいよ?」 『…行かねー』 「じゃぁ、私、氷水貰ってくる!」 立ち上がった矢幡は急いで屋上から出ていった。 そんな心配…しなくても。 死なねーんだから。 あー…吐きそう… フラフラになって、ゆっくり空に目を向けると、空は晴れていて… 薄くオレンジ色の夕焼け空になりかけている。 はぁー… 体調不良なんて…なれてるのに。 ゆっくり目を閉じて、心を落ち着かす…