もういちど、あの海で




話し終えたときには花梨の目にはうっすら涙が。



「感動するわー。愛音は本当に純粋でかわいいなっ」


「いやいやいやいや。」



キーンコーンカーンコーン…



「5時間目ってなにー?」


「数学やで。愛音のだーいすきなっ」


「大嫌いですー。眠くて眠くて仕方ないわ」


「いや、眠いのは毎日やろ?」



そして笑い合う



そんなこんなが愛音の日常だった。