「てか、花梨っていいよねー。あんなに素敵な彼氏がいてさ!」 花梨には一つ上の先輩であり生徒会長でもある彼氏がいる。 「まーね!でも愛音は告白を受け入れればいいだけじゃん。なんで皆ふっちゃうの?」 「だって…」 あたしは胸元の貝がらのネックレスを握りしめる。 そして花梨にゆっくりと話し始める。