「奏海…奏海…」 貝がらのネックレスを握りしめ、必死に走った。 たどり着いたのは非常階段。 ここにはあんまり人が来ない。 それをいいことに、泣きつかれたあたしはそのまま寝てしまった。 キーンコーンカーンコーン… 目を覚ましたときには1時間目が終わっていた サボってしまった… でも寝たことでだいぶ気持ちが落ち着いた。 よし。切り替えて明るく行きますか! 奏海!あたしは諦めるつもりないからね…