「ねぇ。まま。まだねむぃ。」
そう言って毎日遅刻して行ってた幼稚園。
朝が苦手で、まだ哺乳瓶で牛乳を飲むのが大好きだった。
毎日 歳の離れたお姉ちゃんと喧嘩して、泣きじゃくって。
ママに怒られて。
パパは、、、パパは私の記憶の中にはあまりいない。
幼稚園年長さんの時、脳梗塞で倒れてそれきり。
お葬式にも行けなかった。
まだ幼かった私は"死んだ"という意味を理解していなかった。
すごく過保護な父親だってことは覚えてる。
よく嫌ってほど甘やかされてたからね。

そんな私は週末に同じ市内に住んでいる おばぁちゃんとおじいちゃんの家に遊びに行くのが大好きだった。
おじいちゃんとは血は繋がってない。
おばぁちゃんの再婚相手だったから。
幼い私は本当のおじいちゃんだと思っていたし大好きだった。

そんなおじいちゃんと私の関係は"ありえない"
そう。"ありえない"のだ。
誰にも言えない。
決してなってはいけない関係。
幼い私は血の繋がってないおじいちゃんに手を出されたのだ。
私は意味もわからず、ダメだという意識もなく、ただくすぐったかった。
それは、おばぁちゃんの家に行くと毎回された。
徐々にエスカレートして。
ついには
最後までされた。
痛かったのは未だに覚えてる。
幼いながらに危険を感じた。
"これはいけないことだ"って。
でも、、もう遅かった。
悪いことをしたってわかったら誰にも言えなかった。
怖かった。
今でも"怖い"

その関係は生理がくる歳になるまで続いた。
もちろん。今でもずっと後悔している。