彼は高嶺のヤンキー様(リクエスト編)



「ははは~!妬かない妬かない♪凛たん、俺のこと好きだもんな~?嫌じゃないもんな~?」


凛に膝枕した姿勢で、凛の手に頬ずりしながら言う烈司。

「つーか、凛にベタベタ触りすぎなんだよタコ!!テメーのニコチン臭が凛に移るだろうが!?」

「凛たんがそんなこと気にするかよ~烈司さんが好きだから、嫌じゃないよなぁ~??」

「レイジサンガスキデス。イヤジャナイデス。」

「片言じゃねぇーか!?」

「馬鹿者。良い笑顔じゃないか?」

「それはそうだけどよっ!!」



凛の様子からして、本心だとはとても思えない。


(てか、にこやかにロボ発音してる時点で異常だろう!?)


〔★普通は怪しく思う★〕


「やれやれ・・・自分が1番と言う扱いに慣れすぎじゃないのか、瑞希?凛道だって時には、俺を好きすぎる状態を見せることだってある。現状として、ツンデレのデレを見せているだけだ。なぁ、凛道?」


凛の肩に遠慮なく頭部を乗せ、ドヤ顔で凛の頬をなでる伊織。



「だからオメーも、凛にベタベタ触りすぎなんだよボケ!!テメーのひねくれた性格が凛に移ったら責任取れるんかっ!?」

「俺は常に、凛道に対して責任のある行動をしている。凛道は単純に、俺への好きすぎる気持ちを発動しているツンデレのデレにすぎん。そうだろう、凛道?」

「シシジマサンガスキスギマス。ツンデレノデレノジョウタイデス。」

「だから片言じゃねぇーかっ!?」

「瑞希キレすぎ~凛たん、最高のスマイルなのによぉ~?」

「それはそうだけどよっー!!」


凛の様子からして、本心だとはとても思えない。


(にこやかなロボ発音に加え、目が死んでる時点で異常だろう!?)


〔★普通は疑いの目しか持たない★〕


「あの、瑞希お兄ちゃん・・・僕、大丈夫ですから。」

「はあああ!?全然っ!!大丈夫じゃないだろう凛!?烈司と伊織が、凛になんかしたんだろう!?この悪人コンビが何かしてるな!?恐喝か!?恫喝か!?弱みを握られたか!?毒を飲まされて、解毒剤をもらうために従ってるのか!?ほら!良い子だから、正直に――――――――!!」

「やめてください!!」

「凛!!?」



強く追及すれば、強く反論された。