彼は高嶺のヤンキー様(リクエスト編)




「うはは!つーちゃんの『攻撃』ならぬ『口撃』に、えんなんとか君は戦闘不能直前か!?」

「しっかりしろ!忍者ってのは、人を騙すもんだろう!?」

「秀の言う通りだ!ウソの術だ!」

「−−−−−ぬああああ!あ・・・・危なかった!!危うく、瑞希先輩が凛道にあーん♪してやったという嘘を信じると・・・!!」

「あ、嘘ちゃうで!」

「「「「「「え?」」」」」」



その一言で、関西人をのぞく、あたしを含めた6つの『え?』がハモる。



「わし、瑞希はんが凛に『あーん♪』して、ハンバーグを食わしてもろうとるの見とるで−?いやー美味かったわ、ハンバーグ!うははは!」

「ハッ!?はあ!?ハン、ハン、ハン!?はあぁあぁ!?瑞希先輩が、凛道に、あぁーん!!?」

「うははは!じゃねぇっ!!マ、マジか五十嵐!?」

「マジやで〜ハゲ君♪ええ肉やった!うははは!」
「食材の話じゃない!凛君の話だ!」

「うははは!わし、『中立な審判をする司会者』やで〜秀君!?ウソつくわけないやーん!?」

「ええぇぇぇ!?マジで!?聞いたか、大河!?秀!?ガチで真田先輩はりんどーに・・・!?」



これで大河以外もダメージを受ける。



「リンリンひどい!言えば、俺が食べさせたのにぃ!」

「凛さん、それぐらいお世話しましたのにっ!」

「凛道ぉぉおぉあ!!!」



敵味方共に、ダメージを受けてる。



〔★ヤマトの暴露、全員混乱した★〕



「初耳だぞ、五十嵐!?」

「うはは!当然や、カンナはん!誰も聞いてこんもーん!?」

「聞かなきゃ言わないってか!?」

「つーか、現場にいた五十嵐はともかく・・・なんで凛君達のことを、忍者が知ってる!?」

「答えろ忍者!!」



それはあたしも気になった。

気になる答えを、関山は笑顔で回答。



「忍者だから♪」

「「「「「「はあ!?」」」」」」

「忍んで(しのんで)見てたに〜決まってるじゃん?忍者だけに♪」

「のぞきかよ!?」

「観察と犯罪は紙一重だよ?」



〔★忍者らしい答えだった★〕