彼は高嶺のヤンキー様(リクエスト編)





「うははは!ほな、続けよか−!?」

「さすが硬派の爆裂団。カッコいいね♪」

「ありがとよ、クソったれ!お前らとは違うんだよ!!」

「オイ、俺らは数に入れるな!そうだろう、幡随−−−!?」

「うるさい。リンリンとの思い出、回想できねぇだろう?最後に勝ち残った方が正義なんだよ〜」

「わかるー♪蘇我入鹿(そがのいるか)、ジャンヌ・ダルク、吉良上野介 (きらこうずけのすけ)〜勝者になれば、歴史を改ざんし放題だもんねー?」

「やっぱりお前ら嫌いだ!そんな正義はお断りだっ!!」



(あたしもイヤだな−そんな正義・・・)



勝った奴が正義とか。

つーか、ツッパリに正義もクソもあるかよ?



〔★可児の拒絶、カンナも同意(!?)した★〕



「まぁ頑張ってよ。ハンデありがとー♪」

「どういたしまして。そんなお前には−−−これやるよ。」



忍者を見て、秀はニヤリと笑う。

そして素早く動いた。



「おっと!手が滑ったー!!」



ザザー!ゴロゴロ!!



「むっ!?」

「オイオイ、これは!?」

「パチンコ玉じゃーん!?」



凛を応援するやつらの手元に大量のパチンコ玉が転がる。

それで相手は書く作業が出来なくなる。



〔★秀はやりかえした★〕



この反撃に関西人が食いついた。



「うははは!シルバーボールが、転がる転がる!凛LOVEチーム3人の動きを止めた!」

「なんでパチンコ玉持ってんだよ、秀!?」

「俺のパチンコ好きは知ってるだろう、カンナ?」

「多すぎだろう!?持ち歩く限度を考えろ!」



〔★パチンコは二十歳になってから★〕



「ナイス秀!!」

「うははは!秀君なだけに、『ナイスシュート』やん!?」

「人の名前をダジャレにすんな!オラ、巻き返すぞ!」

「おう!いけるな、大河!?」

「はっはっはっ!せっかくハンデをほどこしてやったのを〜俺のツレ達は、しょーがねーなぁー♪」

「そのわりには嬉しそうじゃねぇーか!?」



ニヤニヤしながら言う大河に、説得力はない。