それでも数樹さんは落ち着かないようだ。

しきりに何か必要な物はないかと聞いてくる。



「本当に大丈夫です。満足しています。」



まだ不安そうな顔をしていたが、


私が、勉強頑張ってくださいと言うと、


素直に自分の部屋に戻った。