病弱な私は1日のほとんどをベッドですごした。

なにもできない私に

楽しさを与えてくれたのが数樹さんだった。



数樹さんは学校の話をしてくれた。

毎日毎日、同じような出来事でも話してくれた。

それに、自分が気に入った本を持ってきて、

進めてくれた。

小説だけでなく、

絵本も私に読み聞かせてくれた。



私は1日のうちで、

数樹さんといる時間が1番楽しかった。