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お風呂に入って、夕ご飯も食べて。
あとは、寝るだけなんだけど、なかなか寝付けなくてベッドの上でごろごろしていると、突然ケータイの着信音が鳴った。
「もしもし、由良ちゃん?」
その相手は、由良ちゃん。
「どうしたの?」
『別にひよと話したかっただけ』
ふてくされたような由良ちゃんの声に、思わず声をあげて笑ってしまった。
そんな私に、由良ちゃんはますます拗ねてしまったけど、電話は切らなくて。
由良ちゃんはすごくあまのじゃくだけど、そんなところがかわいいなあと思う。
それから文化祭のこととか、クラスのことだとか、いろんな他愛のない話をして。
────夜遅く、こんな時間に友達と電話しているなんて、私、今すっごく女子高生みたいだ。
ガールズトークはきりがない。ひとしきり話をし尽くして、一旦落ち着いたところで由良ちゃんがひよ、と私の名前を呼んだ。
『落ち込んでるでしょ』
「え……」
『お見通しなんだからね。なんか、声のトーン低いよね』
まさか見透かされているとは思わなくて、驚いて言葉を失っていると。
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お風呂に入って、夕ご飯も食べて。
あとは、寝るだけなんだけど、なかなか寝付けなくてベッドの上でごろごろしていると、突然ケータイの着信音が鳴った。
「もしもし、由良ちゃん?」
その相手は、由良ちゃん。
「どうしたの?」
『別にひよと話したかっただけ』
ふてくされたような由良ちゃんの声に、思わず声をあげて笑ってしまった。
そんな私に、由良ちゃんはますます拗ねてしまったけど、電話は切らなくて。
由良ちゃんはすごくあまのじゃくだけど、そんなところがかわいいなあと思う。
それから文化祭のこととか、クラスのことだとか、いろんな他愛のない話をして。
────夜遅く、こんな時間に友達と電話しているなんて、私、今すっごく女子高生みたいだ。
ガールズトークはきりがない。ひとしきり話をし尽くして、一旦落ち着いたところで由良ちゃんがひよ、と私の名前を呼んだ。
『落ち込んでるでしょ』
「え……」
『お見通しなんだからね。なんか、声のトーン低いよね』
まさか見透かされているとは思わなくて、驚いて言葉を失っていると。



