背も高かったし、随分大人びた顔をしていたから、先輩かもしれない。




そうだったら、私との接点なんてないに等しいなあ。




そんなことをあれこれ考えて、
ちょっぴり切なくなったりして。



……どうして、初めて会っただけの彼にこんなに心をかき乱されているんだろう。





考えたって、結局のところなにもわからないけれど、





「……おやすみ、ダンディー」




あの人にもう一度だけ会いたいって、
心がざわざわしていることだけは確かなんだ。



明かりを消して、眠りにつくまでの少しの間、心の中で呟いた。



今日は、

いつもより少しだけとくべつな月曜日だったなあ、と。