久しぶりに純粋な気持ちで聴けた。やっぱりGeometric unionはこの五人だ。
僕もいたかったけど……。
「これは……すごいです!」
メレンダが拍手し、永田たちも嬉しそうに顔を見合わせる。
「なんていうか……高く跳ねるような感じ?」
「跳ねる?」
永田は興味深そうに続きを促す。
「はい。自由な感じでした。フィウメとはまた違った感じでした。どっちも好きです。また聴きたいな……」
永田は考え込んでいた。
「そっか……」
「後で俺から大事な話がある」
突然蔵王さんがそう言った。
「突然だね。僕は今すぐ重要な話をするよ。来月のライブは六人でやる」
「は!?」
永田とメレンダ以外の声が揃った。
「永田、いい加減にしろ!緋梅をあんな風に追い出した後に、また参加しろと言うのか!?」
「しかもやると断言したな!前から思ってたが自分勝手過ぎるぞ……」
「照先、前からそんな風に思ってたの?ちょっとムカツク。で、緋梅はOKしてくれるよね?」
永田は視線で圧力をかけてくる。
「まず理由を教えてよ。何で考えが変わったの?」
「そうだな、フィウメとはまた違う感じと言われただろう?誰が一番とかじゃなくて、どちらにも良いところがあるから、両方を取り込めばいいと気付いたんだ」
このことにやっと気付いた。ここにくるまでがハードで、大切な人も傷つけた。
「そうだね、六人で頑張ろう。永田も強引すぎるところを直していこう」
「長所なのに直す?」
「緋梅の言う通りだ。直していかないと他のメンバーが疲弊する」
照先はやれやれと肩を竦めた。
永田のパワーに助けられることは多かった。しかし、やり過ぎるととんでもない方向へ進められる。
「問題があるのは僕だけじゃない!よし、今日は自分たちの行動を振り返り、反省しよう」
「えー俺もー?」
守築がだるそうに椅子に座った。
「話長くなりそうだけど、メレンダは帰る?」
「面白そうだし残る」
僕もいたかったけど……。
「これは……すごいです!」
メレンダが拍手し、永田たちも嬉しそうに顔を見合わせる。
「なんていうか……高く跳ねるような感じ?」
「跳ねる?」
永田は興味深そうに続きを促す。
「はい。自由な感じでした。フィウメとはまた違った感じでした。どっちも好きです。また聴きたいな……」
永田は考え込んでいた。
「そっか……」
「後で俺から大事な話がある」
突然蔵王さんがそう言った。
「突然だね。僕は今すぐ重要な話をするよ。来月のライブは六人でやる」
「は!?」
永田とメレンダ以外の声が揃った。
「永田、いい加減にしろ!緋梅をあんな風に追い出した後に、また参加しろと言うのか!?」
「しかもやると断言したな!前から思ってたが自分勝手過ぎるぞ……」
「照先、前からそんな風に思ってたの?ちょっとムカツク。で、緋梅はOKしてくれるよね?」
永田は視線で圧力をかけてくる。
「まず理由を教えてよ。何で考えが変わったの?」
「そうだな、フィウメとはまた違う感じと言われただろう?誰が一番とかじゃなくて、どちらにも良いところがあるから、両方を取り込めばいいと気付いたんだ」
このことにやっと気付いた。ここにくるまでがハードで、大切な人も傷つけた。
「そうだね、六人で頑張ろう。永田も強引すぎるところを直していこう」
「長所なのに直す?」
「緋梅の言う通りだ。直していかないと他のメンバーが疲弊する」
照先はやれやれと肩を竦めた。
永田のパワーに助けられることは多かった。しかし、やり過ぎるととんでもない方向へ進められる。
「問題があるのは僕だけじゃない!よし、今日は自分たちの行動を振り返り、反省しよう」
「えー俺もー?」
守築がだるそうに椅子に座った。
「話長くなりそうだけど、メレンダは帰る?」
「面白そうだし残る」


