あらためて、自分は汚れていると実感した。弾けなくなって当然だ。


ここにずっといるわけにはいかないな。冷めたココアを一気飲みした。
コップをごみ箱に投げ入れ、休憩所から去る。


駅で切符を買い、一人で電車に揺られる。
いつも僕は、ギリギリになって行動する。そして手遅れであることに気付く。


手遅れになる前にやらなければ。もう後悔しないように。


空は暗くなっていた。冬はあっという間だ。学生である時間も、あっという間に過ぎていく。