「ふうちゃーん?」

はっ!呼ばれてる!
私を呼ぶよく慣れた声で目が覚めた。

「なにぃ〜?」と寝ぼけながら返事をして、また寝ようとした。

「いたっ!!」
頭を数学の教科書で叩かれた。まじ恨む、数学。

「なんだよもう!」
今度はちゃんと起きた。
幼なじみの梨花と宙が目の前にいた。