職員室から出てきたマリに駆け寄る。
リサが心配そうな顔で「なんだって?」と聞いた。
マリの顔から笑顔が消えていた。
「私からのプレゼントだから着てきた。そう言ったらしいわ、あの子。迷惑しちゃう、私のセンスが悪いみたいじゃない。」
「マリ、でも事実だよ。言いようによっちゃ、あれはプレゼントだ。やっぱり後始末は必要じゃん?」
疲れた顔のマリは私の言葉に「えぇ、そうね。」と答えた後、少し考え込んだ。
「てか、私がやっとこうか?うまく収まるように。」
「本当?これだからソノは最高なのよ。大好き!」
さっきとは打って変わって、私に抱きつくマリ。
これもポイント稼ぎだし、いろいろ他にも思惑あるし、こういう仕事はやっとかないと。
この世界でうまく生きるためには、上の人間と仲良くなること。
利用して、状況を見て、最善の策をとる。
私はね、マリが失墜しても平気なように、いつだってがんばってるんだ。
マリの笑顔が消えなければ、まだ大丈夫。
でも、いつまで笑えるかなんて、誰にもわかんないでしょ?


