マリがくすくすと笑う。
その笑顔に、私もニッコリと笑った。
ねえ、マリ。私達って最高のグループだよね?
「2人とも、センスいいじゃない。ねぇ幸田さん、これ着て見てよ。ちょうどいいわ。」
2人にずいっと衣服を渡されて、オドオドする幸田さん。
ここまできても、何も言えないのね。
ま、そんなもんか。あんたなんて。
更衣室から出てきた幸田さんは、一言で言えば滑稽だった。
学校指定のワイシャツにリボン。それはまぁいい。
そこに先ほどのパーカーを合わせて、指定のスカートをパニエに履き替えた。靴下もさっきのブリブリのものに替えて、そこにローファーを履いている。
私達5人は大爆笑だ。
幸田さんの頰が徐々に赤く染まっていく。
「ねぇ、これいくら?」
心配そうにこちらを見ていた店員に、マリが笑顔を向けて聞いた。
何故か知らないが、その笑顔に安堵したような店員は
「えっと、3点で2万7800円になります。」
幸田さんの顔がさらに青くなったことに気付いたのは、きっと私だけじゃないはず。


