「オレらは…」


「さっさと出て行け!」


すると突然、強い風に襲われ、

オレもスズも吹き飛ばされた。


「スズ!大丈夫?!」


木に体を打ち付け、

ぐったりとしているスズからは反応がない。


「よくも…」


スズを傷つける奴は許さない。


絶対に。体の中が熱くなっていくのが分かった。