パピネス~君なしではダメなんだ~


「おじさん!おばさん!」


勢いよく中へ入ると

リビングで横たわっている

おじさんとおばさんを見つけた。


「ねぇ、起きてよ。ねぇ!」


どれだけ揺すっても2人は起きない。


すると彼女は揺すっているオレの手を止め

静かに泣いた。


「オレがもっと早く帰ってれば...」


「あなたのせいじゃ無いですよ」


「...」


自然と涙は出ない。


いつの間にか2人は星となって消えていった。