「え?」

「いやさっくあんまり噂とか敏感じゃないほうでしょ?神崎怜はうちの学校のプリンスなの。女子みんな彼のことを好きよ?頭もいいし、運動神経も抜群。そして何よりあの整った顔よね。」

「へー。そんなにすごい人と友達になっちゃったんだぁ。」

チャイムがなりみんな席に着き始めた。

「えー私が担任の……」

担任の自己紹介が始まった。なんとなく。ぼんやり空を見ていた。今日は雲ひとつない青空だ。