「さくら、下川好きじゃないの?」 美加は帰り道そんなこと聞いてくる。 「私には翔がいるもん、あんなにいい人いるんだから。」 「ふぅーん。それならいいけど?修学旅行が楽しみだわ~」 そんな風に言った美加を 私は深く受け止めなかった。