「か、け、る!」
後ろからそーっと忍び寄っていった。
そしたら私をぎゅーっと抱きしめ
「ほんとに可愛い。ずっと側にいて?」と言われた。
教室に誰もいなくてよかった。
「俺も転校しちゃおっかなー」なんて冗談交じりに言うから
「それはダメ、この高校の王子様でしょ?」
と言った。
「さくら、俺さ、、、」
「寂しい。無理。もうずっとここにいろよ。戻ったらまたあいつがいる。好きになっちゃうに決まってる。ごめん、こんな弱い男で。」
と翔が言った。
「私が今好きなのは翔。翔に染まってるんだから。ね?だからそんなに悲しまないで」と伝えた。
