その夜 美加に電話した。 全部話したら、 「さくら、いつまでもそのままじゃ下川だって離れてくよ?転校したばっかで言いにくかったから黙ってたけど、1年生で下川大好きーみたいな子がずっと近くにいるよ。」 ああ、そうなんだ。 たっくんも私がいなくても上手くやってるんだ。心の中でそう思った。 私、翔くんにちゃんと返事しよう。