金曜日
「学校終わる頃校門にいる」
ってだけたっくんから来てた。
あの日から翔くんは私にすごいアプローチしてくる。
「ねえねえ今日は?デートしよ?」
なんて付き合ってもないのにー。
悪い人じゃないけど付き合うのは別問題。
放課後、掃除をしていると
「ねえなにあのイケメンくん」
「かっこいいー」
という声が響き気になった私も覗いてみた。
「え、たっくん???」
私は他の子に掃除を委ね下駄箱へ走っていった。タイミングが悪く翔くんに遭遇し、付いてこられた....
「さくら!!」
懐かしい声。
「たっくん!!本当に来ちゃったんだ」
「え、さくらちゃん彼氏いたの?」
と翔くんが聞いてきた。
「翔くん違う、たっくんは幼馴染」
「ふぅーん、そう。たっくんね。ちょっといい?」
「こっちこそおまえに用あったんだよ」
