「よっ!」
後から肩を叩かれ、不意にビクッとして後ろを向く。
大音量で聴いていたから声だけでは誰だか分からない。


「こころ、はよ!」
尚吾君だった。
急に話しかけられてドキッとする。
いつからそんな馴れ馴れしかったっけ?
いつからそんなにイケメンだったっけえ〜?/////


「おはよ〜、課題終わった?」
一息入れて、新しい話題を出す。
良かった、声は震えてないみたい。
「ああ、ほんとめんどかったわ〜」
昔からの友達みたいに話してくれる。
なんか、嬉しいなあ…。