思っていたよりもずっと丁寧に抱いてくれて。大介さんは言葉少なで、舌先と指先に全神経を集中させてるみたいに私を探ることに没頭していた。 ああ。 愁一さんは指揮者のようで。 大介さんは奏者のよう。 どちらにどんな風に奏でられても、私は違う音色を響かせながら昇り詰めてく。これが最後。そのつもりで隅々まで全本能を解放して。 「・・・睦月・・・ッッ」 躰を打ち付けられる激しさが増して、切羽詰まった呻きを聴いた。私は大介さんの肩に指を食い込ませ。薄い膜越しに彼が放った鈍い熱を受け止めた。