「ちょっとまって
あの時ガイアさんはルミネの存在を知っていた。それはつまりルミネ自身が何か特別な力を持っていたということでしょう?
それなのに、ルミネは何も知らなかったというの?」
〈それが我もよく分からなかったのだ
連れてきた時、奴は何も知らないと言いはった。その時の様子から見て、それは嘘ではなかった
恐らく、今回もルミネは何も知らないのだろう。
娘よ、ルミネの見当はもうついているのだろう?〉
ルミネ。本人は何も知らない
どんな力なのか、誰にも分からない
「……とにかく、今は一刻も早く力を取り戻さないといけないの
いつまでもみんなに頼り続けることはしたくないわ」

