少し時間が経って、また気づかれないように抜け出す



きっと彼はすぐに気付いてしまうだろう

そう思って、僅かな時間稼ぎだけれど私の声を録音したテープを置いてきた



あの池に着くと、私は目を閉じて神経を集中させる



キィィィィン_______



よし



〈ガイアの娘…
真実を知り、全てを受け入れる覚悟は出来たか〉



「えぇ、大方の記憶は戻ったわ。それにガイアの別の記憶も

これは私に託された使命」



〈…さすが我の認めた娘よ。再び力を貸そう〉