「しばらく一人にしてもらえませんか。誰も部屋に入らないでください」





それから毎日、俺ら幹部四人とハイドさんが交代で様子を確認するために彼女の部屋の前に立ち続けてる



常にほとんど物音が聞こえず、全く何をしてるのかが想像つかない

時折苦しそうな呻き声が聞こえるたびに胸が締め付けられる



俺たちはどうすればいい

どうすれば彼女を守れる



どれだけ時が経っても
俺たちはなにも進んでない