「私もついて行くよ」



「カリナさんは休んでいてください。一人でも大丈夫です」



「でも…」



未だ私の手を掴むカリナさんは、なぜか泣きそうなように見える

また私がこんなふうにしてしまっているのか
カリナさんだけじゃない。全員に



胸がこんなにも痛いのは、全て自分のせい



私は出来る限り優しく微笑んで、そっとカリナさんの手を外した




洗面台について服を脱ぐ
さっきの出来事があったからか、少し身体が汗ばんでいた



タオルを濡らして身体を拭こうと髪を上に上げた時、何か違和感に気づいた