刃を弾く音が響く
鋭い無数の風の刃をセナは的確に弾いている



その後もいくつもの魔法に対し、冷静に剣で交わしていた

中々の剣捌き



そして、“上手い”



「おい、いつまで余裕ぶってるつもりだよ!
さっきから交わしてばっかじゃ意味ねぇだろ」



「余裕ぶってるわけじゃないけど。ただ“準備”してただけだから

まぁ、ちょうど終わったけどな」



言い終わると同時に相手の足元に魔法陣が浮かび上がる

黄色く光る陣からは中々の魔力を感じる
相手も気づいたんだろう



「なっ!?いつのまに…」



「サン・テンダー」