「……ありがとうございます。大切にします」



俺は無くさないように身につけて制服の下に隠した




「お、おお、おいセナ!
この方たちは一体どうしてこんなところに…」



俺たちの会話がひと段落したと同時に、先生がオロオロしながら近づいてくる



「あ、えーと、この間のパーティーのときに少し…」



「この間の?……あぁ、終戦記念パーティーのことか」



何があったかはさすがに言えない
言ってはいけない気がする



ぎこちない空気が漂い始めたその時、突如場に合わない明るい声が響いた