そう言って掌に何か小さいものを乗せられる
それは小さな石が付いたネックレスのようなものだった
光の当たり方で様々な色に見えて、どこか神秘的な印象を受ける
「俺なんか、何もしてないですよ
結局最後は守ってもらいましたし。こんな綺麗なもの受け取る資格はありません」
「そんなこと言わないでやって。これは俺たちからの感謝の気持ちもこもってるんだ
ルイを守ってくれてありがとう」
ハイドさんまで…
今、ハイドさんはとても優しい笑顔を浮かべてる
きっとルイさんがいるから。あの時は何かを射抜くような、そんな表情だったから

