あれから数ヶ月

特に目立った変化はない



あの後、一週間ほど彼女は眠っていた
相当な負担がかかっていたんだろう



目覚めてからは相変わらずで、強いて言うなら少しだけ表情が豊かになった



それだけで、俺たちの心は暖かくなる



「副隊長、今お時間大丈夫でしょうか」



「どうぞ」



部屋に入ってきた隊員はさっきまで彼女と一緒にいたはず



「ルイに何かあったか」



「実は、隊長が副隊長を呼んできてほしいと言われまして…

あ、怪我などではなくてですね!その、何といいますか…」