そう言うと、ハイドさんは真剣な眼差しを男に向ける



「君、名前は」



「えっと、…セナです
ロベリア魔法学園に通ってて、2年です」



やっぱり学生でしたか



「何があった」



セナさんは細かくあった事を話してくれた
それは、俺たちに衝撃を与えるのには十分すぎる内容



まさか、彼女がまた魔法を使ったなんて

まして“ルエン・キル”という相当な魔力を消費するものを、全く魔力を感じなかった彼女が使えたと言うのか



ですが、何かの衝撃で一時的に彼女に記憶が戻っていたとしたら…?