{了解}



{分かりました!}



それから騒ぎにならないよう、人目を避けて移動した



帰ってくると、ハイドさんはそのままオープンスペースに入った
そこにある大きめのソファーに彼女をねかせる



「……で、何があったんですか?
こちらの方はいったい誰なんですか?」



「俺が駆けつけた時には、二人しかいなかった。ルイがちょうど倒れかけていたところを助けた

そして、その時だけなぜか口調が“あの時”に戻っていた」



「まさか!?
あの時って…、大戦前のってことですか?」



「ああ。だから連れてきた」