「ルイ…」



「ハイ、ド…。この人を…」



ルイと呼ばれたドレスの人は、何かを訴えているような表情を残して意識を失った



ハイド…って
特殊部隊の副隊長だよな…



さっきの香りはハイドさんが横を通った時にしたものだったらしい

全く気配は感じなかったのに、どこからか一瞬で飛んできた



ハイドさんはまるで壊れ物を扱うかのように大切そうにルイさんを抱き抱えている

やっぱり…



「ルイさんは特殊部隊の隊長…」



「君」