もちろん隊服を着て隊長としてパーティーに出ることも出来る

その方が誰もが喜ぶだろう



ただ、彼女には記憶がない



それではこの隊服も、ただの重荷になってしまうだけ



だから彼女に選んでもらう事にした



「ちょっと着てみてもいいですか?」



「いいよ」



一旦部屋から出て待つ

隊服を着た彼女を見るのはいつぶりだろう




「どうぞ」



中に入ると、懐かしさとは違う何かを感じさせる空気が流れていた